【25ヶ月間1位の運用実績】Wantedlyとはどんな採用媒体なのか?

採用市場の変化とともに、会社への「共感採用」への関心が高まっています。その中で注目され続けているのが、ビジネスSNS型の採用プラットフォーム「Wantedly(ウォンテッドリー)」です。
私たちRXプロは、Wantedlyの認定パートナーとして5年以上にわたり100社以上の運用を支援してきました。本記事では、実際の運用実績に基づき、Wantedlyとは?といった疑問に対する答えや、活用方法を徹底解説します。
Wantedlyとは?サービス概要を紹介

Wantedlyとは、給与や待遇といった条件面ではなく、「なぜその人と働きたいのか」「どんな思いで採用したいのか」といったカルチャーフィットに重きを置いた採用媒体となっています。採用ブランディングと広報活動をかねた採用ができるのが最大の特徴です。
Wantedlyとは?特徴まとめ
- 条件より共感を重視:給与や福利厚生は掲載できない
- カジュアルな出会い:まずは話を聞きたい、から始まる面談文化
- ストーリーで世界観を発信:会社の背景や日常、考え方を記事として公開可能
Wantedlyのユーザー層とは?

公式データによると、利用者の約7割が20代〜30代前半の若手層で構成されており、特にスタートアップやベンチャー志向が強い点が特徴です。
Wantedlyの求職者は、給与や福利厚生などの条件面よりも、「誰と働くか」「何に取り組むか」「どんなビジョンに共感できるか」といった情緒的価値を重視します。そのため、Wantedlyはミッションやカルチャーへの共感を軸とした採用活動に適しています。
また、副業・業務委託など柔軟な働き方を求めるユーザーが多く、必ずしもフルタイム就職に限らない点もWantedlyならではのポイントです。特にIT・Web・クリエイティブ系の職種とは高い親和性を誇ります。

このように、Wantedlyは変化を楽しみながら新しいチャレンジに前向きな層にリーチできる媒体です。従来の求人媒体とは異なる価値観をもつ人材との接点を求めている企業にとって、有力な選択肢になるでしょう。
Wantedlyの代表的な機能を紹介します!
Wantedlyでは、「カルチャーや価値観の共感」を軸に求職者とつながるための多様な機能が用意されています。ここでは、主に活用される4つの主要機能について詳しくご紹介します。
募集記事:条件ではなく募集背景や期待などでマッチさせる
Wantedlyの基本機能のひとつが「募集記事」の投稿です。
従来の求人票のような条件ベースの記載ではなく、「なぜこのポジションを募集しているのか」「どんな課題を解決してほしいのか」「将来どんな期待をしているのか」といった文脈を重視するのが特徴です。
たとえば、以下のような内容を記載すると良いでしょう。
- チームの現在地と課題とは
- 一緒に乗り越えていきたい未来とは
- このポジションが果たすミッションとは
条件ではなく“共感”を促すことで、企業の想いやカルチャーに惹かれる人材とつながりやすくなります。
ストーリー:会社のリアルを伝える広報記事
ストーリーとは、企業の日常や価値観を発信する広報機能です。Wantedlyではこの「ストーリー」がSEO上の資産としても重要で、会社の雰囲気や社員の想いを伝える“メディア”として活用されています。
よくある記事例
- 社員インタビュー
- 経営者のビジョン
- 社内イベントの様子
- 働き方や制度とは
読み物としての価値も高く、会社の“リアル”を届けることでファンを増やしていくことが可能です。
ミートアップ:会社を知ってもらうイベントを開催する機能
ミートアップとは、カジュアルなイベント機能で、オンライン/オフライン問わず求職者とつながれる仕組みです。興味を持ったユーザーが参加できるオープンイベントを設定し、会社説明会、職種別のトークイベント、Q&A会など柔軟な設計が可能です。
気軽な場でのコミュニケーションによって、求職者の心理的ハードルを下げながら接点をつくることができます。
ダイレクトスカウト:求職者に直接アプローチできる機能
ダイレクトスカウトとは、企業側から求職者に直接スカウトメッセージを送ることができる機能です。プロフィールを閲覧し、「会いたい」「話したい」と思った人材に直接アプローチできるため、能動的な採用活動が可能になります。
また、単なるテンプレート送信ではなく、相手の背景やプロフィールを踏まえたパーソナライズメッセージが非常に効果的です。スカウト経由の応募はモチベーションが高く、内定承諾率も高い傾向があります。気になる求職者に直接メッセージを送ってアプローチが可能です。
Wantedlyの特徴やメリットとは

Wantedlyは、従来の「条件で人を集める」求人媒体とは一線を画す存在です。
企業のビジョンや価値観に共感してもらい、カルチャーにフィットする人材と出会うことを目的としています。
この章では、私たちRXプロが実際に運用してきた100社以上の企業支援実績をもとに、Wantedlyが採用にどのような価値をもたらすのか、その本質的なメリットを5つの観点から詳しく解説していきます。
広報や採用ブランディングを元に採用できる
Wantedlyとは、単なる求人情報の発信ではなく、自社のビジョンや価値観、カルチャーを発信することで“共感”を軸にした採用活動が可能な媒体です。ストーリー記事を通じた継続的な情報発信により、会社のファンづくりにもつながります。
待遇の記載はできないので、採用後のミスマッチが起きにくい
給与や福利厚生の記載がNGというルールは、一見制限のようにも思えますが、逆に条件よりも“やりがい”や“目的意識”でマッチするため、入社後のカルチャーギャップや価値観の相違によるミスマッチが起きにくくなります。
成果報酬ではないので何人採用しようが費用は変わらない
Wantedlyとは月額定額制で運用する採用媒体です。成果報酬型と異なり、何人採用しても追加コストが発生しないため、積極的な採用活動がしやすい構造です。
まずはカジュアルに求職者に会える
「話を聞きに行きたい」ボタンやミートアップ機能を活用することで、履歴書や面接前提の固い出会いではなく、まずはカジュアルな接点を設けることが可能です。お互いの理解が深まった上で次のステップに進めるため、採用の質も向上します。
副業や業務委託の採用にも利用できる
Wantedlyは正社員採用だけでなく、副業・業務委託といった多様な働き方にも対応しているのが強みです。リソースが限られたスタートアップやスモールチームでも、必要な部分だけプロ人材に協力してもらう採用活動が実現できます。
企業の世界観や考え方に共感した人材と出会えるため、早期離職の防止にもつながります
他の求人媒体と比較したWantedlyの注意点やデメリットとは

Wantedlyは魅力的なプラットフォームである一方、他の求人媒体と比較して、注意しておくべき点やデメリットも存在します。正しく理解して運用することで、期待外れや失敗を防ぐことができます。
効果を出すには時間と手間がかかる
Wantedlyは「掲載して終わり」の媒体ではありません。記事の構成設計、ストーリーの継続発信、スカウトの送付タイミングや文面改善など、運用の工数が求められます。特に立ち上げ初期は、コンテンツ設計やブランド訴求の精度が重要になります。
マーケティング視点を持って運用する必要がある
Wantedlyの採用活動は、もはや「求人」ではなく「マーケティング」に近いものです。ターゲット設定、ファネル設計など、ユーザーの興味関心を引き出すライティング力と設計力が問われます。社内にノウハウがない場合は、専門パートナーに任せる選択肢も視野に入れましょう。
職種によって、採用が成功しづらいケースもある
Wantedlyは、スタートアップ志向の若手や、IT・デザイン系職種との相性が特に高い一方、営業職・製造業など、一部の職種では応募が集まりにくい傾向があります。媒体選定の段階で、業界・職種とのマッチ度を見極めることが重要です。
待遇の記載ができないため、条件面でのミスマッチが起きる可能性も
Wantedlyでは、給与や待遇の詳細を明記することがガイドラインで禁じられており、その分「共感」や「カルチャー」でのマッチングが主軸となります。ただし、求職者側が条件をある程度想定して応募してくるため、最終的な給与交渉フェーズで齟齬が生じる可能性はゼロではありません。
こんな企業と相性が良い

Wantedlyとは、すべての企業にとって万能な採用手段ではありません。ですが、ある特定の企業タイプとは非常に高い親和性を発揮します。ここでは、実際の運用を通じて見えてきた「Wantedlyと特に相性の良い企業像」をご紹介します。自社に合った媒体選定の参考にしてください。
社風や企業の理念を強く打ち出したい企業
Wantedlyは条件ではなく“共感”を軸としたマッチングを重視するため、会社のビジョンや存在意義、働く意味をしっかり発信したい企業にぴったりです。理念に共鳴する人材と出会えることで、採用後の定着率やエンゲージメントにもつながります。
若手を採用したい企業
20〜30代前半の若手層が中心ユーザーであるWantedlyは、「挑戦したい」「学びたい」「意義ある仕事がしたい」と考えるモチベーションの高い若手人材と接点をつくるのに適しています。新卒〜第二新卒、未経験層のポテンシャル採用にも有効です。
スタートアップ企業や中小企業
知名度や条件で勝負しづらい企業にとって、カルチャーや想いを起点に仲間を集められるWantedlyは強力な味方になります。成長途中のチームで「一緒に創っていく」フェーズに共感してくれる人材に出会える点で、スタートアップ・中小企業との相性は非常に高いです。
広報や採用ブランディングを強めたい企業
Wantedlyのストーリー記事や募集記事は、単なる採用活動にとどまらず、企業のブランディング活動としても大きな役割を果たします。採用広報、ファンづくり、SNS拡散などを通じて、候補者以外のステークホルダーにも会社の魅力を伝えることができます。:採用だけでなく、広報やファンづくりの観点からも強力な発信ツールとなります。
Wantedlyにて採用に成功した例

実際にWantedlyを活用して成果を出した企業の事例をご紹介します。どのような背景でWantedlyを導入し、どのような施策を行ったのか。現場でのリアルな声をもとに、具体的な成果までまとめました。
B社様|業界未経験の若手エンジニアを即戦力化
認知度向上とエンジニア採用に課題を抱えていた中、RXプロのサポートでWantedlyとXの運用を本格化。募集・ストーリー記事のPVは2〜3倍に増加し、月間エントリーも70〜80件を獲得。Wantedly経由で4名の採用に成功しました。Xのフォロワーも0から2,000名近くまで伸び、SNS経由での接点創出にもつながっています。採用広報の基盤づくりと成果の両面で、大きな変化を実現しました。
採用難と言われるIT領域において、 運用1年で、Wantedlyから4名の採用に成功!
L社様|完全未経験からインサイドセールス3名採用
株式会社LOHASTYLE様は、オリジナルのミネラルウォーターを展開する企業で、Wantedlyを活用していたものの、更新が止まり効果を感じられずにいました。人事が1名体制という中でRXプロの運用代行を導入し、ざっくりした要望でも意図を汲んだ記事作成とこまめなサポートにより、Web職種で理想の人材3名を採用。他媒体では出会えなかったスキル・人柄を持つ求職者とマッチングでき、採用広報としても高い効果を実感しています。
Wantedly導入前に確認したい「契約すべきか?」の判断基準とは?

Wantedlyとは「共感」で人材とつながる新しい採用プラットフォーム。広報・ブランディングを起点に、カルチャーに合う人材と出会えるという魅力がある採用媒体です。
ただし、媒体としての特性を理解しないまま運用を始めると、期待した効果が出ないことも。そこでRXプロでは、5年以上・100社以上の支援実績と、25ヶ月連続で成果1位を獲得したノウハウをもとに、Wantedly導入前に確認すべき判断基準を1冊にまとめました。
- 自社はWantedlyに向いている?向いていない?
- 成果を出す企業が共通して取り組んでいることとは?
- 導入前に絶対押さえたい「初期設計」のポイントとは?
これからWantedlyを始める方、すでに使っているけれど成果に悩む方も、まずはこの資料からお読みください。