Wantedlyから月間エントリー数3倍UP! 半永続的な母集団の獲得に加え、思いもしなかった副次的な効果も…
株式会社サイバー・バズ 人事担当 酒匂さん
採用支援サービス導入の背景
――まず、採用支援サービスを導入しようと思われた背景について教えてください。
当時は採用担当が私1人だけで、様々な採用媒体を個人で回していました。そこで限界を感じていたんです。効率的に採用活動を行うためのノウハウも不足していました。
特に、Wantedlyのようなプラットフォームでは、採用にピンポイントでターゲットを絞れる可能性や、比較的スキルの高い人材にアプローチできる可能性を感じていましたが、それを活かすノウハウがなかったんですね。
――なるほど。リソースとノウハウの両面で課題があったわけですね。
そうですね。採用担当が1人だけという状況で限界に感じることもあったのは事実です。ただ自分の状況はどうであれ、成果を出すことが必要だとも感じていたので、専門家の力を借りられれば良いのではないかと考えました。
採用支援サービス選択の決め手
――採用支援サービスを選ぶ際、どのような点を重視されましたか?
一番は信頼関係ですね。色々な提案をいただく中で、この人たちなら任せられると思える信頼がありました。それは、普段のやりとりやスピード感、こちらからの提案にも柔軟に対応していただけた姿勢が、決め手でした。
具体的な取り組みと成果
――実際にどのような取り組みをされたのでしょうか?
主に4つの取り組みをしました。Wantedlyの運用最適化、ターゲットを絞ったスカウト活動、社員インタビュー記事の作成、そしてエントリー率向上のための施策です。
――その中で特に効果があったものは何でしょうか?
母集団獲得にとても効果を感じましたが、思ってもいなかった副次的な効果は大きかったと思いますね。
例えば、スカウト活動を通じて、どういった層が採用可能なのか、逆にどういった層へのアプローチは避けるべきかという知見が得られました。これは今後の採用戦略を立てる上で非常に有益な情報になっています。
また、社員インタビュー記事は予想以上の効果がありました。
――社員インタビュー記事の効果について、もう少し詳しく教えていただけますか?
まず、社内のエンゲージメントが上がりましたね。インタビューを受けた社員はもちろん、それを見た他の社員たちのモチベーションも向上しました。
さらに、その記事が人気企業ランキングで1位になるたびに社内発信も併せてしていたのですが、社員が「うちの会社って世の中から注目されている」と感じるのは働くうえでも前向きになれますし、良いことでしたね。
驚いたのは、社員の家族への影響です。「お兄ちゃんが頑張っている会社だね」とか「お姉ちゃんの会社、すごいね」といった反応があったそうで、間接的にではありますが、働く社員の家族への会社ロイヤリティ向上にも繋がったと感じています。
今後の展望
――今後の採用活動や会社の広報活動について、どのようなビジョンをお持ちですか?
今回の経験を通じて、継続的な情報発信の重要性を実感しました。今後は、スポット的な施策だけでなく、自然と会社の魅力が伝わるような仕組み作りをしていきたいですね。
例えば、リクルートのように、「あの会社ってこういう会社だよね」というイメージが自然と広まっていくような、そんなブランディングを目指しています。
そのために必要な「種まき活動」は、たとえ今すぐに効果が見えなくても続けていく必要があると考えています。時間はかかるかもしれませんが、いつか必ず芽を出す時が来ると信じています。
――最後に、これから採用支援サービスの導入を検討している企業にメッセージをお願いします。
採用支援サービスは、単に採用数を増やすだけのものではありません。私たちの経験では、社内のエンゲージメント向上や会社の認知度アップなど、予想外の効果もありました。
ぜひ、長期的な視点で採用支援サービスを活用してみてください。きっと、採用以外の面でも会社にポジティブな変化をもたらすはずです。